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Chord Mojo 2 発表 🇬🇧 〜 Poly との互換性はそのままに中身は大きく進化

2022-02-16 追記あり

Chord Mojo 後継機 Mojo 2 発表

昨年末からティザーサイトで2022年1月31日に発表が予告されていた Chord Electronics 社のポータブル FPGA DAC「Mojo」の後継機が「Mojo 2」として発表されました。

ティーザー画像の裏側の謎の出っぱり

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Image credit: CHORD

何度か変更された事前のティザー画像から、形状はほぼ初代「Mojo」の外型形状にボタンが4つに増えたものであることは予想できていましたが、裏側に出っ張りがあるのが謎でした。

が、フタを開けてみると、実は Mojo 専用のストリーマー/プレイヤー「Poly」との互換性を維持しつつ USB Type-C のデジタル入力端子を増設したためのものでした笑

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Image credit: CHORD

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Image credit: CHORD

Mojo 2 での主な改良点

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Image credit: CHORD

音質向上のほか、ロスレスDSPによるトーンコントロール搭載、バッテリーマネジメント改良など

公式サイトの記述によると、初代 Mojo から Mojo 2 の主な改良点は次のとおり。

  • CHORD 独自の「WTAフィルター」の処理向上やノイズシェーパーの改良により、低歪化と低ノイズ、よりニュートラルで、透明感 (Transparency) が大きく向上。
  • FPGAによるバッテリーマネジメントプログラムの改良により高速充電が可能になったほか、パワーロスを75%低減。
  • 「UHD DSP」と呼ぶ世界初の「ロスレスDSP」により、音質劣化のないデジタルトーンコントロールが可能。
  • メニューボタンの追加で、「ミュート」「クロスフィード」「ボタンロック」「トーンコントロール」などが可能に

その他にも細部にわたって色々改良されているようで、実際の操作方法なども含め、次の公式デモンストレーション動画で解説されています。

Mojo 2 紹介・操作実演動画 (日本語キャプション付)

CHORD 独自のDAC技術についての参考情報

海外価格は £449 / $725

価格は、£449 / $725 とされているようで、日本国内価格は現時点では未発表ですが、現在の為替レートでは税込10万円近くになりそうな雰囲気もあります。

2015年に発売された初代 Mojo が当時の税込価格で代理店直販価格73,440円(税込) でしたが、開発コストに加え、昨今の世界的な調達・生産・物流コストの上昇などを考えると致し方ない面もありそうです。

[2022-02-16 追記] 日本国内発売発表!79,980円(税込)

£449 / $725 という海外価格から、単純換算では9万は下らないだろうと予想していたところ、海外価格は「Mojo: $599 → Mojo 2: $725」と大幅に上がっているのに、国内価格は 7万円台と初代 Mojo とほぼ同じ価格に驚きました。日本では初めから1万円以上値引きされている状態になります。

同じく英国メーカー iFi Audio の競合クラスになる 「xDSD Gryphon」(海外価格 $599)が、昨年2021年11月に税込82,500円で発売されたことを考えると、かなりのお得感があります。もちろん、iFi Audio xDSD Gryphone の方は Bluetooth レシーバーも備えている機種なので単純比較はできませんが。

国内メディア記事

Mojo 2 と Mojo の仕様比較

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Image credit: CHORD
Mojo 2 (2022) Mojo (2015)
DAC custom-coded FPGA processor (Artix-7 ) custom-coded FPGA processor (Artix-7 )
Input Coaxial, Dual-data coax, Optical, Micro-USB, USB-C Micro-USB, Coaxial, Optical
Output 3.5mm ×2 3.5mm ×2
Output power 600mW@32Ω (5.2 Vrms)
90mW@300Ω (4.2 Vrms)
720mW@8Ω
35mW@300Ω
Output Impedance 0.06Ω 0.075Ω
DNR 125.7dBA 125dB
Stereo separation 118dB (1kHz, 300Ω, 2.5V)
THD+N 0.00027%@2.5V, 300Ω 0.00017%@3V
Battery バッテリーマネジメントの改善, より高速な充電, パワーロスを75%低減, 9%再生時間増加 充電4時間, 10時間再生
サイズ 83mm × 62mm × 22.90mm 約 82mm × 60mm × 22mm
重量 185g 180g

実は昨年の春頃には完成していたのかも?

CHORD 公式サイトに掲載されている Mojo2 画像のメタデータを見ると、ほぼ全て「2021年3月31日」付になっています。

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Original image credit: CHORD

ここからは完全に推測ですが、当初は昨年2021年の春には発表する予定が、世界的な半導体不足や調達・生産・物流の遅れなどで延期され、ようやく発表できたということなのかもしれません。

現時点ではリリース日はまだ正式発表されていないようですが、海外レビューサイトのデモ機による先行レビューを見ると概ね評価が高く、2022年のポータブルDAC新機種として注目の機種になりそうです。

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Image credit: CHORD

ちなみに、上の写真のように、CHORD 公式サイトには Softears RS10 や Softears Turii など、Softears のフラッグシップリファレンスIEMと組み合わせた写真が多く、Softears の IEM は CHORD Electronics 社も認める機種として英国でも知られているのかもしれません。

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